見え方の質。単に見えればよいということでなく、より見やすく生活しやすい見え方が大切という考え。
白内障手術で水晶体の前面を丸く切り取る操作。このCCC部を通して超音波での水晶体破砕吸引や眼内レンズの挿入を行う。
光を曲げる強さを表す“屈折力”の単位。
入る光が網膜の奥に結像する眼の状態。調節力が十分にあれば遠方も近方もよく見えるが、調節力が落ちてくると近方が見えにくくなりやすく、遠視の度数によっては遠方も見えにくくなり不便な見え...
網膜の中心部の視力に非常に重要な部分。
角膜から網膜までの距離で、いわゆる眼の長さ。標準値は23.5m。眼内レンズの度数計算に重要な要素で、極端に短い眼や長い眼は眼内レンズの計算がずれやすい。
近視、遠視、乱視などの屈折を矯正するレンズを使って得られる視力。
水晶体嚢が無い眼に対し、レンズの支えを眼の壁に固定して眼内レンズを眼の中に入れる手術。通常、硝子体手術も一緒に行う。
網膜の手前に結像するためにピントが近方に合った眼の状態。
水晶体の後ろ側の部分。術後に濁りを生じることがある。手術時に破損する(後嚢破損)
手術時に水晶体嚢の後ろ側の部分(後嚢)が損傷され破けること。
白内障術後に水晶体嚢の後面が濁る状態。だれでも多少起こるが、濁りが強くなった際にはレーザー治療で濁りを取る治療を行う。
もののはっきり見える度合い。
検査や治療のために点眼をして瞳孔を開くこと、または瞳孔が開いている状態。散瞳することで水晶体(術後は眼内レンズ)や眼底を詳しく観察することが可能。瞳孔を開くとピントが合いにくくなり...
水晶体の一番外側の透明な膜。手術時には水晶体嚢の表面を切開し、内部の濁りを取り除き、水晶体嚢は残し、通常、この水晶体嚢の中にレンズを挿入する。
水晶体嚢の前面の部分。白内障手術ではこの前嚢を丸く切り取る、とても重要な操作(CCC)がある。
角膜と虹彩の間のスペース。房水という水で満ちている。
水晶体と毛様体筋をつなぐ線維状の組織。手術時にチン小帯が広く損傷される(チン小帯断裂)と眼内レンズを眼の中に入れることが困難になる。
乱視を矯正するレンズ。乱視の角度に合わせてレンズの軸を合わせるふ必要がある。
眼内レンズを虹彩と前嚢と間に入れて固定する方法。毛様溝という溝の部分にレンズの脚が固定されるので、“毛様溝固定”ともいわれる。後嚢破損して嚢内固定ができない場合などに必要となる。嚢...
眼内レンズを水晶体嚢の中に挿入、固定すること。最も標準的で理想的なレンズの固定方法。
暗い中での光の周りに輪が見える症状がハロー、光が滲んで見える症状がグレアで多焦点眼内レンズで現れる副症状。
前房を満たす眼の中の液体。房水の量により眼圧が規定される。
レンズで矯正する際に、左右で度数の差をつけて両眼でより広い範囲を見る方法。左右差を軽度つける方法は“マイクロモノビジョン”と呼ばれる。
記事がありません
眼鏡やコンタクトレンズを使わない状態で測定する視力。
眼内レンズの光学部と支持部が別の素材で組み合わさった構造のレンズ。嚢外固定や強膜内固定では3ピースレンズを使う必要がある。
眼内レンズの光学部と支持部が連続した構造のレンズ。現在の白内障手術で主流となっている。